Yahoo Newsによると、中国のスマートフォンメーカー、シャオミの共同設立者である億万長者のレイ・ジュン氏が、母校である武漢大学に13億元(1億8200万ドル)という記録的な寄付を行ったという。武漢大学のウェイボー(微博)公式アカウントによると、これは卒業生から中国の大学への現金寄付としては過去最大だという。この資金は、コンピューター・サイエンスの革新、学生の育成、6つの基礎分野の研究支援に使われる予定だ。
習近平国家主席が貧富の差を埋めるために「共栄」を推し進めるなか、中国の富裕層からの寄付は近年大幅に増加している。2021年7月、レイは22億ドル相当のシャオミ株をシャオミ財団とレイ・ジュン財団に譲渡した。シャオミやキングソフトを含むハイテク企業への出資により、現在143億ドルの資産を持つレイ氏は、1991年に武漢大学を卒業し、コンピューターサイエンスの学士号を取得した後、テクノロジーの世界でキャリアをスタートさせた。先週、シャオミは国内外でのハイエンドモデルへの積極的な展開に伴い、約2年ぶりの増収を報告した。