Bitwiseの最高経営責任者(CEO)であるハンター・ホースリー氏はこのほどXプラットフォームで投稿し、ビットコインが現在直面している核心的な問題の一つは、コンセンサスを形成するのに十分な「シェリングポイント型の価格触媒」が欠如している点だと指摘した。ホースリー氏は「シェリングポイント触媒」とは、実現すれば市場で決定的な好材料と広く認識され、ビットコイン価格を大幅に押し上げる重要なイベントを指すと説明した。過去数年間、この種の触媒は繰り返し現れた:2023年はビットコイン現物ETFの承認可否が市場の焦点となり、2024年前半はビットコインETFへの実際の資金流入規模が注目点へ移行。2024年後半には米大統領選挙と暗号資産業界の規制環境改善期待が核心的なストーリーとなり、2025年前半には国家レベルのビットコイン戦略的備蓄構築の是非が議論を呼んだ。その後、ビットコイン財務管理会社の急成長が新たな市場の注目点となった。彼は指摘する:2026年前半に入り、複数の業界関係者に「今後1年でビットコイン価格を大幅に押し上げる鍵となる要素は何か」と尋ねると、往々にして分散した、あるいは矛盾する回答が返ってくる。その中には「機関投資家の採用」といった漠然としたトレンド判断も少なくない。ホースリー氏は、全体として単一で不確実な触媒的イベントが市場動向を主導することは難しくなっており、これは業界が成熟しつつある証左だと分析する。しかし同時に、市場ナラティブの面で「注目すべき焦点の空白」が生じ、統一された焦点が欠如しているとも指摘。この一見些細な変化こそが、現在の市場心理が弱含みで推移する重要な要因の一つだと結論づけた。