Uniswap創設者のHayden Adams氏は、Uniswapを装った検索エンジン広告が継続的に出現しており、これによりユーザーが高価値暗号資産を全額失う事例が発生していると警告した。詐欺師は「Uniswap」などのキーワード広告を購入し、偽造サイトを検索結果の上位に表示させる。ページデザインは公式サイトと極めて類似しており、ユーザーがウォレットを接続して取引を承認すると、資金は即座に流用される。この種の攻撃はプロトコル層の脆弱性ではなく、ユーザーの署名による承認に依存している。Xプラットフォームのユーザー「Ika」は、検索結果内の偽リンクをクリックした結果、数十万ドル相当の暗号資産を損失したと報告。公開されたスクリーンショットでは、偽リンクが検索結果の上位に表示され、高い欺瞞性を有していた。同様の事件は2024年10月にも発生しており、詐欺師はUniswapのウェブサイトインターフェースを複製し、微細なボタン変更でユーザーにウォレット接続を誘導していた。セキュリティ企業CertiKのデータによると、2026年1月の暗号資産業界における脆弱性悪用と詐欺による損失総額は約3億7030万ドルで、過去11ヶ月で最高を記録し、2025年1月の約4倍に達した。このうち単一のソーシャルエンジニアリング攻撃による被害額は約2億8400万ドルに上る。1月には計40件の関連セキュリティインシデントが記録された。分析によれば、現在の暗号資産損失は基盤となるスマートコントラクトの脆弱性よりも、フィッシングリンク・虚偽広告・ソーシャルエンジニアリング攻撃といったユーザーレベルリスクに起因するケースが増加している。DeFiエコシステムの拡大に伴い、ブランド模倣やインターフェース詐欺がユーザーの信頼を損なう重大なリスク要因となりつつある。