ブラックロックは今週水曜日、iシェアーズ・イーサリアム・トラスト(ETHA)をブラジルのB3取引所に上場させる。
ETFはETHA39というティッカーで取引され、ブラジルの預託証券(BDR)として、現地の投資家がイーサリアムにアクセスできるようになる。
ブラックロックのラテンアメリカETF担当責任者であるニコラス・ゴメス氏は、今回のローンチによってブラジルの投資家は2大暗号通貨であるビットコインとイーサリアムを取引できるようになると強調した。
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成長する機関投資家向け商品市場
ブラジル市場は、機関投資家向けの暗号通貨商品にとってますます魅力的になっている。
3月には、ブラックロックのiシェアーズ・ビットコイン・トラストETF(IBIT)もB3取引所で取引を開始し、同地域における暗号資産への需要を強めている。
ブラジルのB3取引所へのETHA39の上場は、暗号通貨ベースの金融商品の世界的拡大における新たな一歩となる。
ブラジルが暗号ETFを受け入れ続けているように、多様なデジタル資産に対する市場の意欲は、伝統的な金融においてブロックチェーン技術が広く受け入れられていることを示している。
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ブラジルのソラナベースETF
ビットコインとイーサリアムに加えて、ブラジルの証券取引委員会(CVM)は最近、2つのソラナベースのETFを承認した。
QRアセットが立ち上げた最初のソラナETFは、8月初旬に承認を得た。
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Hashdexが運用する2つ目のSolana ETFは現在、運用前の段階にある。ブラジルのETF市場で定評のあるHashdexは、9億6200万ドル以上の資産を運用しており、これまでにビットコインとイーサリアムに連動する商品を発売している。
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ブラックロックとETHAの成功
8月には、ブラックロックのETHA ETFの米国における累計純流入額が10億ドルを突破し、11の発行体の中で初めてこのマイルストーンを達成した。
ETHAの好調なパフォーマンスは、機関投資家の間でイーサリアムへの関心が高まっていることを反映している。
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