米大統領選だけがポリマーケット躍進の理由ではない

Author: Sage D. Young Source: unchainedcrypto Translated by Good Oba, Golden Finance

Polymarketは、暗号インフラを利用した予測市場であり、米国大統領選挙をきっかけに人気が高まり、主要メディアでもしばしば引用されている。米大統領選で人気が上昇し、主要メディアでもしばしば引用されている。リチャード・チェンのDune Analyticsダッシュボードによると、その月間取引高は7月に3億8700万ドル超と過去最高を記録し、6月の1億1156万ドルから3倍に増加した。本稿執筆時点で、Polymarketの総取引高は10億ドルを超えている。

Polymarketの単独で最大の投資家であるアーリーステージの投資会社ParaFi Capitalは、選挙キャンペーンがPolymarketの人気を後押ししているものの、11月の選挙だけが予測市場プラットフォームの注目度を高めているわけではないと述べた。

また、ParaFiはXへの投稿で、Polymarketの成功は、選挙に関連しない市場での取引量の急増など、さまざまな理由によるものであり、その他の統計指標では、過去1年間にPolymarketのウェブトラフィックのページビューが3200万を超えたとしている。

ParaFiはツイートで、Polymarketを利用している約7万件のアドレスの58％が選挙以外の市場で取引を開始したと述べている。

Polymarketのウォレット・アドレスの残り42%は、最初に選挙関連市場で取引し、その後の取引でその大半が選挙以外の市場に関与している、とParaFiは述べている。「実際、最初に選挙関連市場で取引したユーザーのほぼ半数は、経済、政治、社会問題を扱う選挙以外の市場にシフトした。選挙関連市場で最初に取引したユーザーの半数近くが、経済、政治、社会問題を扱う非選挙関連市場に移行している。

人気のある市場のひとつは、SECが承認したスポットETH上場投信をめぐるもので、取引量は1300万ドルを超えている。

現在、非選挙関連市場の総出来高は2億6400万ドルであるのに対し、選挙関連市場では4億9710万ドルとなっている。週単位で見ると、500万ドル程度だった今年の第1週から391％も伸びており、7月22日の週時点では2500万ドル近くに達している。

ParaFiはまた、Polymarketが「四半期にわたってリテンションが劇的に低下」していないことを指摘し、このプラットフォームが予測市場に参加したいユーザーにとって非常に粘り強いものであることを示唆している。

米国の選挙が引き続き注目される

選挙関連以外の市場がPolymarketの成長を牽引した一方で、米国の選挙が引き続きプラットフォームを支配しています。取引量と流動性でトップの市場は、2024年の大統領選の勝者は誰か（4億7,440万ドルの賭け金）、2024年の民主党候補は誰か（2億9,990万ドルの賭け金）など、すべて大統領選に関連しています。

選挙関連以外で最も流動性が高かったのは、2025年のスーパーボウル・チャンピオンはどのチームになるかというもので、2024年のパリ・オリンピックで最も多くの金メダルを獲得するのはどの国になるかを予想して270万ドルが取引された。

ParaFiはこう書いている。"ここ数週間、ドル建てで1日の取引量の70％以上が選挙関連市場に関連しているが、選挙周辺のイベントの近さとボラティリティを考えれば、これは驚くべきことではない。"

Token Terminalのデータによると、プラットフォーム上の総預金とオープンポジションで構成されるPolymarketのロックイン総額は、先月の4270万ドルから109％以上増加し、8940万ドルと過去最高を記録した。