CoinDeskによると、10月の米インフレデータは予想を上回る結果を示し、ヘッドライン消費者物価指数(CPI)はエコノミスト予想の0.1%上昇に対し、月間では横ばいだった。コア金利は0.2%上昇し、予想の0.3%を上回った。前年同月比では、CPIは3.2%上昇し、予想の3.3%、3.7%を上回った。食品とエネルギーコストを除いたコアCPIは、予想の0.3%、9月の0.3%に対し、10月は0.2%上昇した。前年同月比では、コアCPIは予想の4.1%、9月の4.1%に対し4.0%上昇した。
このニュースを受けて、ビットコイン(BTC)価格は1%近く上昇し、36,700ドル弱となった。ヘッドライン消費者物価指数(CPI)のインフレ率はここ数カ月低下しているが、米連邦準備制度理事会(FRB)が目標とする2%を上回っている。さらに、コア・インフレ率は数ヶ月間一貫して4%を上回っていた。米連邦準備制度理事会(FRB)のメンバーは、現在の20ヶ月に及ぶ金融引き締めサイクルを終える前に、あと1回の利上げの可能性を示唆している。RSMのチーフエコノミスト、ジョセフ・ブルスエラス氏は、このデータを「良いニュース」と呼び、10月のコア物価が実際には0.2%下落したことを指摘した。同氏はまた、今後さらにディスインフレが進むと予想し、特に2024年半ばにかけてシェルター・コストが緩和されると述べた。CMEのFedWatchツールによると、FRBが12月中旬の次回会合で金利を据え置く確率は86%、1月の会合で金利が一服する確率は75%だった。データ発表後、12月の利上げ一時停止の確率は99.5%、1月の利上げ一時停止の確率は95.6%に上昇した。